ご挨拶

MESSAGE

    ご挨拶

    平素から皆様には種々ご指導ご支援を頂き感謝申し上げます。
    夏の参議院選挙では、大変な猛暑の中、新潟県のみならず全国の皆さまに本当に献身的なご支援を頂きまして誠にありがとうございました。

    それにも関わらず、6年前にお預かりした市民と野党の尊い一議席を守り切ることが出来なかったことは、痛恨の極みであり、全て私の力不足の結果であります。改めて心からお詫び申し上げます。

    草の根の民主主義と中央の権力との壮絶な闘いでした。
    これまで東京で最終の演説を行ってきた総理大臣が、新潟でマイク納めをするという歴史に残る闘いでしたが、最後までデッドヒートを繰り広げることができたことは皆さまのご支援の賜物です。重ねて、心から感謝申し上げます。

    「安い日本」。急速に進む円安はとどまるところを知らず、国民の生活と経済は危機に瀕しています。参議院予算委員会で繰り返し警鐘を鳴らしてきた「異常な金融緩和・アベノミクス」を10年近くも継続してきたことの当然の帰結であり、今こそ厳しく検証され、我が国と国民生活を救う政策が今すぐ真剣に国会で議論されるべき時ではないでしょうか。また、一丁目一番地の政策として社会全体で取り組むべきであった子ども政策を、自称「保守」の人々が長年に渡って「子育ては家庭の責任」と強く主張してきた背景に、「旧統一教会」の問題があったのではないかと、漸く腑に落ちているところです。

    私たちは輝く未来を次世代に約束することができるのだろうか、と焦燥感が募りますが、今は何の政治的背景もない生活者としての原点に立ち返り、94歳と高齢になった実父のサポートをしながら、自分自身を省みる日々であります。
    私の今後の政治活動については白紙の状態ですが、皆さまに賜りましたご恩に報いることができるように行動してまいりたいと思っております。

    北方から今年も飛来した白鳥たちが、朝晩、庭の上空を飛んでいきます。早くも冬の到来を感じさせます。
    皆さまどうかご自愛くださいませ。
    皆さまのご健勝、ご多幸を心からお祈り申し上げ、ご挨拶に代えさせていただきます。

    令和四年十月吉日
    前参議院議員 森 ゆうこ